株式会社arikata代表
渡部 和香子
友人の乳がん罹患をきっかけに、がん患者の想いと長年抱いていた自身の悩みが合致したことからタオル開発を決意。2022年から手探りで商品開発を進め、個人事業主として開業。第6回荒川区新製品・新技術大賞受賞。荒川区のモノづくりブランド「ara!kawa」認定商品。幅広い年齢層の女性を中心に広がり、2024年6月第1回リプロダクティブヘルスアワードシルバー賞受賞。より多くの女性のかき消されがちな需要や密かな悩みに光を当てるべく、株式会社arikataを設立。
Message
muneposiタオルは、胸にコンプレックスを抱く方々の潜在的な需要を形にしたもので、商品化のきっかけは友人が乳がん罹患した際の想いと、私が元来抱いていた悩みが合致したことにありました。
私は元々、自分の胸にコンプレックスがあったこともあり、入浴施設等で見知らぬ人と裸で入浴することに抵抗があり、これを『そこまで温泉が好きなわけではない』という言葉に置き換え自己納得させ続けておりました。
一方、乳がん罹患した友人は全摘手術を乗り越え、胸に大きな傷ができたあとそれでもなんとかお風呂に入りたい、けれど傷跡を隠すのにちょうど良いものがない!と悩んでいました。これは、辛い闘病生活を乗り越えてもなお、大好きだった温泉に入るのか、入らないのか、そんな些細な日常を、病をきっかけに奪われてしまう悔しさ。
「誰も見ていないから大丈夫だよ」という周囲からの声かけが一番辛かった。私自身も温泉に躊躇していた際、その声をかけられたことがきっかけでよりネガティブな気持ちになった記憶がフラッシュバックし、これは乳がん経験者に限らず胸元にコンプレックスがある人に共通する課題であることを認識し、『堂々と隠すことで、躊躇していた一歩を踏み出せないか』という着想に至り、本製品の開発に至りました。
株式会社arikata プロダクトマネージャー
三上美紀
2018年、39歳の時に乳がんに罹患。入浴タオルの必要性を感じ商品開発に取り組む。一番大切なことは“変わらない日常”と痛感。「温泉やジムを病気になったことにより諦めなくてもいい。今までと変わらない日常こそががんサバイバーの希望に繋がってほしいという思いを込めて、これからも必要なものを開発していきたい」
Message
自分の気持ちに寄り添うこと、自分の心の声に従うこと、それは人に優しくすることと同じくらい大切であること。それをもう一度再認識したい。
私たちの商品は手に取る瞬間に「自分で決めて、自分の心を大切に守る」アクションとなります。
「本当は隠したい、隠した方がもっと楽しめるのに、入らなくていいや、、、」そう蓋をしていた自分の気持ちと向き合うきっかけとなり、必要とする誰もが、気後れすることなく、隠したいという気持ちを明るい選択肢として捉えて欲しいと願っています。
また、これは心の不安定な思春期のお子様にも、少しでも早い段階で知って欲しい知識、意識です。「隠す」を推奨するわけではなく、「隠す」という選択肢もあるということを伝える。隠したいと思うのは特別なことじゃない。そこでもかき消してしまいがちな心の声に選択肢を与えることはとても大切なことだと思います。
本来、隠すことも、隠さないことも、誰しもが平等に選べる権利であり、本質的に自由であること、それを知ること。そして今まで蓋をしてしまいがちだった、この価値基準を、このタオルを手に取っていただいた皆様と一緒に作り上げて行けたらいいな。と思っています。
Love myself.
いつだって、自分を、自分の気持ちを、愛そう。
muneposiの名前について
WHY MUNEPOSI
コンプレックス=ネガティブなイメージ
これを払拭すべく、コンプレックスをきっかけに向き合うことのできた自分の心(胸)muneが、
ポジティブでいっぱいに!ハッピーになりますように!
そんな願いを込めて、muneposiという名前が誕生しました。
MUNEPOSI
BE YOURSELF
muneposi
LOVE YOURSELF
会社情報
株式会社 arikata
住所:116-0014東京都荒川区日東日暮里6-17-6イデタチ東京 シェアオフィスB
電話番号:05068673920